依存症ビジネスとは何か?抽象度を上げて観察してみる

つい先日、書店で気になる本を見つけたので衝動買いして見ました。内容は思ったとおり、かなりえげつないものでした。

問題の本はこちら

デイミアン・トンプソン
ダイヤモンド社 2014-10-10
¥ 1,836

一体どんな事が書いてあるのかというと、ビジネス手法が洗練されすぎて、顧客を意図的に依存症にさせることで数字を達成することを目指す依存症ビジネスが猛威を振るっているとの事。

詳しい内容は是非、手にとって読んで欲しいのですが、私たちが依存症とは思っていないような日常的な買い物すら、厳密に行動分解された結果、誘導されたものだと言う事です。

例えば、私は仕事中にコーヒーやチョコレートを口にしますが、これらの依存性は良く知られるところです。

特にチョコレート。

これはこの本の内容ではなくて、ある学者が唱えたのですが、もし仮に21世紀になってからカカオが発見され、チョコレートが発明されたとしたら、アルコールやタバコ以上、マリファナ並みの規制を受けたに違いないといわれる程。

食べなくても苦しんだり、禁断症状が出たりしませんが、時々むしょうに食べたくなるような強い依存性がありますよね。

この本は麻薬から始まり、食べ物だけでなく、買い物、SNSやアダルトサイト、アプリゲームすら依存症を引き起こすメカニズムに基づいて設計されていると証言しています。

沢山の実例を挙げて紹介しているところが素晴らしい。

確かにネットゲームは廃課金問題を引き起こすほどの中毒性がありますね。未熟な子供に問題が発生するのも当然です。

消費サイクルをまわす資本主義社会の成れの果てとして、行く末に警鐘をならす有益な本ですが、ネットビジネスのいちビジネスオーナーとしてはこの本から大きな学びがあります。

何を学ぶか?

それは、自分が消費の歯車のひとつとして知らないうちに搾取されないように、という事とは別に、どうやったら自分のビジネスに夢中なファンを作れるかという事です。

主に脳の報酬系に働きかけて、中毒者を作り出すのですが、アフィリエイターはそこまでの事ができるわけではありません。

「健康を害し、社会生活が破綻するほど夢中にさせるから依存症ビジネスといわれる」のであって、ファンを作る実例が詰まった本だと考えればよいのです。

そう考えたら、この本の見方は大分違ってくるのではないでしょうか?

物事を常に高い視線から俯瞰する事で、より多くの情報を得ることができるのです。依存症ビジネスけしからんとか、怖い、で終わってはいけません。

自己防衛はもちろん、その手法を自分のビジネスに生かすべきだと思います。

かなりショッキングな本で脳に刺激があるので、手にとって見る事をオススメします。

 

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